早期メスの羽化

ちょうど昨日観察できる状況の早期メスが羽化しましたので記事を書こうと思います。
これで早期羽化メスで羽化したのは3頭目になります。
他の2頭は数日前に羽化していて1502-10 9.3gと1504-16 12.1gです。
明らかに小さめですが、ちゃんと姿を確認できるのは来月になってからですね。

1504-12 8.5g(10月26日に前蛹で掘り出した時は8.0g)
P_20151122_193900.jpg
見にくいですが、羽化して数時間しか経っていないため外翅が白っぽいです。
この個体は10月下旬に体重を測ってボトル交換しようとしたら
既に真っ直ぐに伸びていて前蛹になっていました。
仕方ないのでダメ元で蛹室に戻して露天掘り状態のまま経過を観察することになり、
そこから無事に10月30日に蛹化、問題なく11月22日に羽化しました。
蛹の前胸部が結構ボコボコしていたのでディンプルだらけになるのかと心配していましたが、
ピンホールが2か所あるくらいで意外と綺麗に羽化してきました。
前蛹で掘りだした時は完全に終わったと思いましたが、案外なんとかなるものですね。
蓋をしてそのまま管理していただけで蛹室内は特に乾燥も劣化もせず、問題なかったように思えます。
おかげで無事に羽化させるのに大丈夫そうな基準が分かった気がします。
次はオスの方で人工蛹室を使わなければならない事態を経験してみたいところですね。
できれば今季のうちに成功と失敗の両方を経験しておきたいです。


今のところ早期羽化予定のメスは6頭が蛹になりましたが(そのうち3頭が羽化)、
なかなか本命の幼虫が蛹になってくれません。
10月末のボトル交換直後に半数くらいが蛹室を作ったのでこれは楽勝かと思いましたが、
そこから蛹になってくれる幼虫がなかなか出なくて焦り始めています。
特に♀Aボトルは反応が悪く、ボトル側面に蛹室も見えず蛹化が確認できたのはまだ1頭のみ。
ビンの中央で居食いしながら既に蛹化している可能性もありますが、
外見だけでは全く判断できず悩ましい状況です。
LEVIN-Gに入れた方の幼虫はほぼ全頭蛹室を作っているんですが・・・
10月末くらいからずっと温室(冷蔵庫に電気あんか設置)を28~29度に温度をかけていますが、
このまま来月中旬を過ぎても変化がないようなら
最悪マット詰めボトルに投入して無理矢理ショックを与えることも考えておかないといけません。
「言うこと聞かない悪い子はマット詰めボトルにブチ込むヨ~!」
この声がのんびりしている幼虫達に届いて急にスイッチ入ってくれるといいんですけどねw
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自詰め菌糸ビンの結果

めっきり寒くなってきましたね。
窓の開け具合で室温を22~24度に安定できるので、実は今がちょうど良い感じの気候です。
こないだあった寒い日に室温が21度を割ってしまったので、
念のために温室にサーモと電気あんかをセッティングして電源を入れてありますが、
ちゃんと稼働するようになるのはもう少し先、12月に入ってからじゃないかと思います。

今日は前に詰めた自詰めの菌糸ビンの結果について書こうと思います。
左が皮膜をとって詰めたビン(ゆる詰め)、右が袋ごと崩してそのまま詰めたビン(普通詰め)です。

2日後(11月10日)
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4日後(11月12日)
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7日後(11月15日)
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1週間で底の方はまだ菌が回りきっていない様な感じですが、とりあえず成功ですね。
ゆる詰めの方がやはり通気が良いのか菌の回りが早かったです。
それ以外は条件を変えたものの、ほとんど菌の回りに差は感じませんでした。
意外にもエタノール噴霧でのボトルの殺菌の有無も結果に影響があるとは思えませんでした。
いろいろと条件を変えて詰めたのですが、結果に全然違いが出なくて少しガッカリな結果でした。
今回の改善点としては詰め終わった後に数か所くらい底まで割り箸を刺すなどして
空気穴を開けた方が菌の回りが良くなりそうなことくらいでした。


次の画像です。
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左は上半分が皮膜なし、下半分が皮膜ありの800ccビン。
通気が良い上の方が菌が回りやすい点を考慮すると、皮膜の有無も全く違いが感じられませんでした。
唯一、気になったのは大きな皮膜カスの周りに小さい隙間が出来てしまった点くらいです。
今後はブロックを崩す時に皮膜を取らずに(大きな被膜の破片だけ手で取り除くくらいで)
そのままビンに詰めようと思います。

右の1400ccビンですが、菌は回ったものの表面がずいぶん黄色くなってしまいました。
これは温度変化による菌糸焼けでこうなったのでしょうか?
それとも雑菌やカビなどのせいでしょうか?
1400ビンは3本中2本が黄色く変色、1本はビンの側面にキノコが生えかけている雰囲気です。
1400の方の自詰めビンはどうも期待の幼虫にいきなり使用するには怖い感じがします。
できれば1400の方だけもう一度詰めるテストをしてみようと思います。
次は深い空気穴を開けて少しでも菌を回す間の温度変化を少なくしてみたいですね。
あとは空ボトルを念入りに洗ってから使ってみようと思います。
飼育容器として使用したボトルだったので800ccと比べて元々の洗浄が足りなかった可能性があります。
それでも同様の結果なら、自詰めの1400ccビンは落第した幼虫にしか使用できそうにないです。
ちょっと困りました。

それから自分は今回使用したYSO菌糸の臭いが非常に苦手でした。
この菌糸は珍しくツンとした香辛料のような臭いがします。初めてのニオイです。
クサいというよりは好みの問題だと思いますが、嗅ぐと少し気分が悪くなってしまいます。
菌が回ってからは臭いが薄れてきたので、
もしかすると赤っぽい色をしていたブナ100%のオガの方が原因なのかもしれません。
ただ菌糸の匂いフェチの自分にはとても耐えられないので、もう使うことはないと思います。
値段もお手頃で良さそうだったのですが、仕方ありません。残念です。



あとは食痕が多めに出ていたビンの中で1本だけ横走りを始めていたのでビン交換をしました。
これで9月中旬に購入したLEVIN G-SPのボトル在庫は使いきりました。
使用期限のタイミングとしては良い感じになったんじゃないかと思います。

1502-13 4.7g→25.1g
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数字だけ見れば、まあまあの結果です。
9月15日に2本目に入れた時点で3令幼虫になりたてだったので、時期的に成長しやすかったとは思います。
この幼虫は今まで交換してきたオスに比べて、
体の表面がピチピチのパンパンに張り詰めていて不思議でした。
これがまだ若くて成長の余力がある状態なのか、成長の限界点なのか興味が湧きます。
おそらく3月か4月頃に羽化用のビンに交換すると思いますので、その時にまた様子をみたいと思います。

今回、食痕がビンの上の方にあがってきてから急に横走りを始めたので
暴れかなと思ってビン交換をしてみましたが、
菌糸の状態を見るとまだまだ綺麗で交換をするには早かったのかもしれません。
せっかくなので我慢して放置してみて経過を調べてみれば良かったかなと反省しています。


問題がない菌糸ビンの3本目への交換は12月15日頃からを予定しています。
菌糸ビンはS3とLEVIN-Gの1400ccを10本ずつ購入して、良さそうな幼虫から20頭を既製ビンに投入。
それ以外の半数は自詰めの菌糸ビンかマット詰めビンに投入する予定です。
30gオーバーの幼虫が出てくれるといいんですが・・・もう自分でもどうなるか全然予想が付きません。

ワイドカウさんからの補強

こんなタイトルを付けてしまいましたが、今夏の話です。
タイミングを逃してしまいブログに書けなかったのですが、
先月、ワイドカウさんから10番ラインと11番ラインの幼虫の譲渡証明書が届きました。
7月に幼虫を2頭ずつで計4頭の補強をした時のものです。
ライン表などで既に書いてしまっているので全く目新しい話ではありませんね。

2015yg1011.jpg
10番ラインの種親の87.9ミリ個体は今季のワイドカウさんの種親の中では一番姿が好みだったので、
直仔を譲ってもらう機会があってとてもうれしかったです。
来季ブリード用の871系からの補強は871と88のWギネス個体の血を継ぐこの幼虫達に託して、
これでダメならスッパリ諦められると考えていました。
オスとメスで上手く分かれたので、1本目で成長不良を起こさずに順調にいっていれば、
2頭とも早期羽化させて来季はこの2頭を中心にやろうと予定していたのですが・・・
残念ながら予定を変更することになりました。
オスはそのまま通常羽化させ、メスの方は早期羽化させて来季ブリードで使う予定です。
10月26日時点で体重が11.9gだったので、羽化してくる成虫のサイズが46~48ミリくらいに
なってしまうんじゃないかと思いますが、構わず使うつもりです。

11番ラインは10番ラインのオマケで譲っていただいたのですが、良血でビックリでした。
父Gullさん1306ライン(878同腹)と母父ギネス88同腹個体からのラインでした。
魔の冷蔵庫に入っていた期間が1か月弱と一番短く影響が少なかったこともあって
我が家の今季のメスの中では体重が一番乗った16.7gが出ました。
このラインはメス2頭だったので、どちらも早期羽化させて来季のブリードに使いたいです。

10番と11番ラインはこんなに素晴らしい血統の幼虫だったのに
ちゃんと成長させられなくて本当にすみませんとしか言いようがないのですが、
羽化サイズが小さくても、来季のブリードに使って血統の底力を発揮してもらいたいと思っています。
最近では50ミリ前後の早期羽化メスからでも85ミリ台が出てくるようなケースを見るので
期待したいと思います。



話は変わりますが、先週マットを買ったついでに菌糸ブロックを購入して
菌糸ビンの自詰めを初体験してみました。
忙しくて時間が取れなかったので、部屋にブロックを1週間以上放置してしまい
本日ようやく作業を行いましたが無事に菌が回ることやら・・・
ブロックを崩した時に端っこの方がえらい乾燥してたのが気がかりです。
菌糸ブロックはDOSのYSO菌糸(ブナ100%、オオヒラタケ)税込465円です。
せっかくなので目新しいのにしてみたのですが、オガが黒っぽくて発酵マットみたいな雰囲気です。
追加の添加材は無し、乾燥していたのでFe3+を念入りにスプレーしておきました。

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ブロック2個を
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プレス棒を使って詰めて詰めて
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3500㏄のブロック2個から1400ボトル3本、800ボトル4本が出来ました。
800ボトルで肩口まで少し届いていないのとユル詰めのが1本あるのでギリギリの計算です。

来季の予定を立てるにあたって実験をしてみたかったので、条件をいろいろ変えて詰めてみました。
手間の面から周りの被膜を取り除かずに袋のまま崩してから詰めてみたり、
敢えてボトルを殺菌しなかったり(幼虫を掘り出した時にボトルを洗剤で洗って乾燥させたまま)、
ハンドプレスなのでかなり緩めに詰めてみたり。
1本だけ半分まで詰めたところで1ブロック目のオガが尽きたので、
下半分と上半分で被膜ありなしになった面白いボトルもできました。
実験としては結果に大きな差が出てくれるとより参考になっていいですね。
来週か再来週くらいには結果をアップ出来るんじゃないかと思います。

これを11月の室温(ちょうど23~24度くらい)で菌を回して仕上がりを見てみて、
どんな条件が一番我が家に向いているかを調べてみたいと思います。
それで菌糸の仕上がりや詰める手間、コスト面などを考えた上で
来季の菌糸ビンは自詰めする方が良いか、今年と同じく既製品でやるか考える材料にしたいです。
こうやって来年のことを今から考えて妄想できるのも、シーズンが長いブリードの楽しみですね。

早期羽化メスの準備など

ここ1週間くらいの間で早期羽化のメスの準備をしました。
2本目投入時の体重が1桁台のメスをブリードに使うのは悩ましいので、
最終体重をロンダリング測定するためと蛹化させるための交換ショックを兼ねて
早期予定のメスを全頭ビン交換しました。
菌糸は♀AとLEVIN-Gにしました。
内容は幼虫管理表に記入して更新してあります。
交換したビンは28度以上に温度をかけ、数頭は既に前蛹になっています。
12月中にはだいたい羽化してきそうで、交換ショックの効果は思っていた以上に大きかったですね。

測定の結果は1511-01の16.7gが最高体重でした。
15g台がいないのでこの一頭だけズバ抜けてしまいました。
他の幼虫は2本目に交換してからではリカバリーしきれなかったですね。
だいたい13~14g台の幼虫から早期羽化させなくてはいけません。
サイズが微妙なことになりそうなので、使えるかどうかの判断は成虫を見てみないと厳しいです。

1511-01が16.7g
151101.jpg

1511-02が13.2g
151102.jpg

1510-01が11.9g  もう少し体重乗っていないと厳しい。でも使いたい
151001.jpg

1501-08が14.6g 1番ラインで1頭だけ体重が乗りました
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1505-09が14.6g
1150509.jpg

1505-10が14.2g
150510.jpg



あとは悲しい性転換のお知らせ
1508-02が25.3g
150802.jpg

1504-11が24.1g
150411.jpg

26日以前に交換したビンでも数頭出ましたので、今回の更新だけで7頭がオスに変更されました。
幼虫管理表の性別欄が赤字になっている個体がそうです。
まさかこんなに雌雄判定ミスしているとは思っていませんでしたが。
普通に成長して1本目で体重が25gくらい乗っていれば性別を間違いようがないので
来季は大丈夫なはずです。
それに2年目なら幼虫を見る目も少しは成長しているはず・・・

食痕の雰囲気から早期メスとしてかなり期待していた1508-02が
まさかのオスで25g止まりだったのでガックリ来ました。これが一番堪えました。
この様子だと今季の幼虫で30gオーバーを出すのはなかなか厳しいかもしれません。
3令になってからの成長期に大きくできないとやはり無理だったみたいですね。

おそらく今季のオスは上手くやっても
せいぜい82ミリ個体が出るかどうかのラインだと思いますし、
種オスは10番ラインと余裕があれば他に1ラインからの計2頭しか使う機会がなさそうなため、
来季のためにこの冬は資金を節約して
12月の3本目のビン交換では半数以上をマット詰めビンに投入しようと考えています。
これで名前通りのブログ内容になりますね・・・

試しに1袋10リットルのマットを購入してハンドプレスでビンに詰めてみたところ
自分のやりやすい力加減で1400㏄が5本と800㏄が1本出来ました。
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詰める際にこぼしてダメにした分も結構あるので、確実に5本半は作れる計算になります。
マットはDOSの「高カロリーオオクワマット」で税込360円なので、
1400cc1本あたり70円弱で済みます。思っていたよりも本数が作れて安かったですね。
こうしてマット飼育で節約した分を少しでも来季の準備の方へ回したいと思います。

それから、今までは初めに育て切れるだけの幼虫数とライン数を設定して
飼育する全頭を最後まで通しの菌糸ビンで育てる方法を取ろうと思っていましたが、
いろいろ考えてみて2本目のビン交換時に良い個体だけ選別する方法もアリかなと思いました。
選別するとラインのアベレージなどのデータが分からなくなるのは問題ですが・・・
限られた環境の中で少しでも良い結果を出すためにやれることはやりたいと思います。
初年度から恥ずかしい幼虫管理表を晒す状況に追い込まれたおかげで
何でもやれる覚悟が得られるようになったと思うことにします。
プロフィール

matt(マット)

Author:matt(マット)
東京都在住。2014年の11月頃からオオクワガタの飼育を開始しました。2015年度から大型狙いのブリードに挑戦。
能勢産の大型血統だけに絞って飼育します。

[自己最高羽化記録]
国産オオクワガタ 89.0mm
ババオウゴンオニ 74.5mm

ライン表と幼虫管理表
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